春の浙江省。
まだ空気の冷たさが残る頃、奶白茶の新芽は朝霧をまとったような淡い乳白色の姿で芽吹いてまいります。
この美しい白化系品種から作られる奶白茶は、中国緑茶の中でも特に旨みが豊かなお茶として知られています。葉緑素が少ない時期に摘み取られた芽には、やさしい甘みと澄んだ滋味がたっぷりと蓄えられています。
春の光のようなやわらかい味わいと、澄み切った余韻を楽しむお茶です。
渋みが少なく、軽やかな飲み心地なので、中国茶が初めての方にもおすすめです。 忙しい毎日のひと時に、心を穏やかに整えてくれる一杯となります。
またその美しい茶葉を観ながら、ゆったりと愉しむお茶でもあります。
湯を注ぐと、ほのかに花を思わせる香りと、どこかミルクのような柔らかな甘い豆香が立ち上ります。口に含めば、透明感のある味わいがゆっくりと広がり、飲み終えた後には静かな甘みが長く続きます。
中国では、目の疲れが気になる方、健康維持を心掛ける方、濃いお茶が苦手な方におすすめと言われています。
青い葉脈の方はこの奶白茶のタイプです。よく似た葉ですが、葉脈まで全て白く染まるのは極白芽という名前のお茶です。
これらは中国でも珍重される特別な存在で、白さが最も美しい時期は限られており、その希少性も大きな魅力となります。
【おすすめの淹れ方】
ガラス杯で淹れると、白く美しい茶葉がゆっくりと開いていく様子も楽しめます。
茶葉3~5gに対し、75~90℃のお湯150~200mlを注ぎます。
一煎目は約45秒抽出し、二煎目以降は少しずつ時間を長くしてください。
3~4煎ほどお楽しみいただけます。
◎高温で淹れると香立ちが良くスッキリとした味わいになります。
◎低温で淹れるとアミノ酸の味わいが強く出ます。
【保存方法】
密封し、光と高温多湿を避けて保存してください。
冷蔵(0~5℃)では約12か月、冷暗所での常温保存では約6か月を目安にお楽しみいただけます。
ー極白芽茶の説明ー
春一番の芽で作られた高級緑茶- 葉脈まで白い極白芽茶は、中国茶の中でも特別な珍品として扱われています。 1年に2~3回のみ製茶され、3回以降は色が少し緑がかるため、この白さは貴重とされます。 炒茶方法は、茶葉の出来栄えに影響を与えると云われ、 軽く短い炒茶の場合、花と果実の香りを持ち、とても清々しい甘い味わいに仕上がります。 適切な炒茶度合いで、豆香と乳香も生まれます。