生育環境によって変わってくるお茶の味の違いを楽しんで頂けますよう、グレードが近い二種の肉桂を入荷致しました。
同品種のものを同じ時期に摘んで製茶をしたとしても、まったく同じ味にならないのが農産物の面白いところです。お茶を購入する判断材料として、品種やグレード(等級)に目が行きがちですが、お茶の成長は生育環境によって違いが生じます。
同一品種であっても、日当たり(日陰)、湿度、土壌等により味わいに差異が生れます。
中でも生産量の多い肉桂種は多くの村で生産され、その村の名を織り込んだ特別な名前で呼ばれています。
【お茶通の間で楽しまれている飲み方…肉宴(肉桂の宴)】
「今日は何肉を飲もうか?」
中国語で『お茶を飲む』は『吃茶』とも云われ、そのまま日本語にあてるとお茶を食べるとなるので、余計に『肉の宴』というのがしっくりと感じられます。
様々な奇岩が集まる武夷山は、馬頭岩・九龍?・虎?岩等なぜか動物の名前が多く、そこで育ったお茶は、例えば馬頭岩なら「馬肉」(馬頭岩産の肉桂)、九龍?なら「龍肉」とよばれます。
数多くある『肉』の中から、虎嚇の「虎肉」と、大王峰の「 肉」をご用意しました。